パソコンの電源がつかない原因と対処法【2026年版】中古BTO・ゲーミングPC対応|パソツク

パソコンの電源がつかない原因と対処法【2026年版】中古BTO・ゲーミングPC対応|パソツク

2026年版・中古BTOトラブル対処

中古BTOパソコンの電源がつかない時は、
「電源が入らない」と「画面が映らない」を最初に分けることが重要です。

電源ボタンを押しても反応しないと、「電源ユニットが壊れた」「中古だから故障した」と考えがちです。しかし、コンセント、電源ケーブル、電源ユニット背面のスイッチ、周辺機器、一時的な帯電など、比較的簡単な確認で改善する場合もあります。

一方で、ファンやLEDは動いているのに画面だけ映らない場合は、厳密には「電源がつかない」のではなく、POSTや映像出力側の問題である可能性があります。本記事では症状を切り分け、安全性の高い手順から順番に確認します。

最初に結論

①コンセント・電源ケーブル → ②PSU背面スイッチ → ③周辺機器を外す → ④放電 → ⑤モニターとGPU出力を確認の順に試してください。ケースを開ける作業は、その後です。保証中の中古BTOは、内部パーツを抜き差しする前に販売店へ相談すると安全です。

完全に無反応電源系から確認
ファンは回るPOST・映像系を確認
一瞬で落ちる電源・配線・保護動作
交換後に不調配線・互換性を再確認

まず確認|「電源がつかない」を4つの症状に切り分ける

症状A|完全に無反応

電源ランプがつかない、ファンも回らない、音もしない状態です。コンセント、電源ケーブル、PSUスイッチ、電源ユニット、フロント電源スイッチ周辺を優先して確認します。

症状B|ファン・LEDは動くが画面が映らない

PCには通電しています。モニター、映像ケーブル、GPU出力、メモリ、GPU、POSTエラーなどを疑います。

症状C|一瞬だけ電源が入り、すぐ落ちる

電源の保護動作、CPU電源、メモリ、ショート、CPUクーラー、パーツ交換後の配線などが原因となる場合があります。

症状D|GPU・SSD・メモリ交換後から起動しない

補助電源の挿し忘れ、メモリの差し込み不足、電源容量、BIOS対応、フロント配線など、作業直後の変更点から確認します。

Dellのサポートでも、「No Power=電源が入らない」「No POST=電源は入るが起動処理を完了しない」「No Video=電源は入るが映像が出ない」を分けて診断しています。最初の症状整理が原因特定の近道です。

中古BTOパソコンの電源がつかない主な原因

原因候補 主な症状 最初の確認
コンセント・電源タップ 完全に無反応 壁コンセントへ直接接続
AC電源ケーブル 完全に無反応/不安定 奥まで挿す・別ケーブル確認
PSU背面スイッチ 完全に無反応 「I」側がONか確認
一時的な帯電 突然無反応になった ACを抜いて放電
24ピン/CPU 8ピン 無反応・一瞬で落ちる マザーボード電源配線
フロントパネル配線 電源ボタンだけ反応しない PWR SWコネクター
メモリ接触・構成 ファンは回る/POSTしない 推奨スロット・挿し込み
GPU・補助電源 ファンは回る/映像なし GPU装着・PCIe補助電源
電源ユニット故障 無反応・突然停止・不安定 販売店・修理で診断
マザーボード等の故障 各種症状 LED・ビープ・最小構成

ケースを開ける前に試す7つの対処法

  1. 壁のコンセントへ直接接続する
    電源タップや延長コードを一度外し、正常に使える壁コンセントへ直接接続します。ASUS公式も、電源タップを使用している場合は電源状態を確認し、必要に応じて別のタップやコンセントを試すよう案内しています。
  2. 電源ケーブルを挿し直す
    PC背面とコンセントの両側を確認します。差し込みが浅い場合や、移動・清掃後に緩んでいる場合があります。
  3. 電源ユニット背面のスイッチを確認する
    一般的なATX電源では「I」がON、「O」がOFFです。PCを移動した際や配線整理後にOFFになっているケースがあります。
  4. USB機器・外付け機器をすべて外す
    USBメモリ、外付けSSD、USBハブ、コントローラー、プリンターなどを一度外し、キーボード・マウスも含め最小限で電源を試します。
  5. 放電を試す
    PCを停止し、PSUスイッチをOFFにしてACケーブルを抜きます。周辺機器も外した状態で電源ボタンを10~15秒程度押し、しばらく待ってから再接続します。放電で一時的な状態が改善する場合があります。
  6. 別のモニター・映像ケーブルも確認する
    ファンやLEDが動いている場合は、PC自体は通電している可能性があります。「No Signal」なら、電源故障ではなく映像出力側を確認します。
  7. 保証中なら販売店へ連絡する
    中古BTOは、前所有者による増設・交換履歴がわからない場合があります。保証が残っている場合は、ケースを開ける前に症状を伝え、案内に従う方法が安全です。
焦げ臭い・煙・火花・液体侵入がある場合は電源を入れないでください。 ACケーブルを抜き、再通電せず販売店・修理業者へ相談してください。電源ユニット本体を分解するのは危険です。

ケース内部を確認する場合のチェックポイント

外側の確認で改善せず、保証条件上もケースを開けてよい場合は、PCを完全に停止し、PSUスイッチをOFF、ACケーブルを抜いてから確認します。

1マザーボード24ピン電源

マザーボード右側に接続される大きなATX電源コネクターです。ラッチが掛かるまで確実に接続されているか確認します。

2CPU 8ピン/4+4ピン電源

CPUソケット付近のEPS12V電源です。GPU用PCIe 8ピンと形状が似たケーブルもあるため、PSU側・ケーブル表示を確認してください。

3GPU補助電源

グラフィックボードに6ピン、8ピン、12VHPWR/12V-2x6などの補助電源が必要な場合があります。コネクターを最後まで確実に挿します。

4メモリ

輸送や清掃、増設後に接触が不十分だとPOSTしない場合があります。マザーボードの推奨スロットを確認し、両側のラッチを確実に固定します。

5フロントパネルのPWR SW

ケースの電源ボタンとマザーボードを接続する小さなコネクターです。マザーボード交換・清掃・配線整理後に抜けていると、ボタンを押しても反応しません。

6Q-LED・デバッグLED・ビープ音

対応マザーボードではCPU、DRAM、VGA、BOOTなどのLEDで停止位置を確認できます。点灯パターンはマザーボードの説明書に従って判断してください。

ASUS公式は、電源・CPU・メモリ・GPU・モニターを順に確認し、必要に応じて最小構成、CMOSクリア、Q-LEDで切り分ける手順を案内しています。最小構成やCMOSクリアは機種ごとに方法が異なるため、マザーボード説明書を確認してください。

GPU・メモリ・SSD交換後に電源がつかない場合

GPU交換後

PCIeスロットへの装着、補助電源、電源容量、ケース内干渉を確認します。高性能GPUへ交換した場合はPSU容量不足も確認してください。

メモリ増設後

一度増設前の構成へ戻して起動を確認します。メモリ規格、容量、スロット位置、BIOS互換性も確認してください。

SSD増設後

M.2 SSDが完全に装着されているか、SATAケーブル・電源ケーブルが他の部品から抜けていないか確認します。

CPU・マザーボード交換後

CPU補助電源、BIOS対応、メモリ規格、フロントパネル、CPUクーラー、ソケット周辺を再確認します。

パーツ交換後に発生した不具合は、まず「変更した部分を元へ戻す」のが基本です。交換前の状態で起動できれば、新しいパーツ、配線、互換性を中心に原因を絞れます。

ファンは回るのに画面が映らない場合

ファン・LED・ケース照明が動いている場合、PCには電源が供給されています。この場合は「電源がつかない」よりも「POSTできない」「映像が出ない」可能性を優先します。

  • モニターの電源と入力切替を確認する
  • HDMI/DisplayPortをグラフィックボード側へ接続する
  • 別の映像ケーブル・モニターで確認する
  • GPU補助電源と装着状態を確認する
  • メモリを推奨スロットへ1枚で試す
  • マザーボードのCPU/DRAM/VGAデバッグLEDを確認する
  • 必要に応じて最小構成・CMOSクリアを検討する
CPUに内蔵グラフィックスがないモデルでは、マザーボード側のHDMI/DisplayPortへ接続しても映像は出ません。中古BTOではCPU型番を確認し、外付けGPUが必要な構成か判断してください。

電源がつかない時にやってはいけない対処

  • 焦げ臭い状態で何度も電源を入れる:部品損傷を広げる可能性があります。
  • 電源ユニット本体を分解する:ACを抜いても内部に危険な電荷が残る可能性があります。
  • 知識がない状態でPSU端子を短絡させる:いわゆるペーパークリップテスト等は初心者向けの確認方法ではありません。
  • 通電中にメモリ・GPU・ケーブルを抜き差しする:必ず電源を切り、ACケーブルを抜いて作業してください。
  • 保証中に無断で分解・交換する:保証条件に影響する場合があります。
  • 原因不明のまま高価な電源を先に買う:マザーボード、ケーススイッチ、配線が原因の可能性もあります。

修理に出すべき症状と判断基準

症状 自分で確認 修理相談を推奨
完全に無反応 コンセント・ケーブル・PSUスイッチ・放電 改善しない場合
焦げ臭い・煙・火花 再通電しない すぐ相談
一瞬で落ちる 増設前へ戻す・配線確認 繰り返す場合
ファンは回るが映像なし ケーブル・GPU・メモリ・LED確認 POSTできない場合
輸送後・購入直後 外部ケーブルのみ確認 保証窓口へ先に相談
電源交換が必要そう 型番・容量確認 原因診断後に交換
中古BTOはパーツ交換で修理しやすいことがメリットです。電源ユニット、メモリ、GPUなど原因が特定できれば、PC全体を買い替えずに復旧できる場合があります。一方、複数パーツの故障や古いプラットフォームでは、修理費と買い替え費用を比較してください。

中古BTOパソコンの電源トラブルに関するQ&A

Q1.電源ボタンを押しても完全に無反応です。最初に何を確認すればよいですか?

壁コンセント、AC電源ケーブル、電源ユニット背面のスイッチ、電源タップの順にご確認ください。その後、周辺機器を外して放電を行います。改善しない場合は、電源ユニット、フロントスイッチ、マザーボードなどの確認が必要です。

Q2.電源ユニットのスイッチはどちらがONですか?

一般的なATX電源では「I」側がON、「O」側がOFFです。ただし、製品によって表示が異なる場合があるため、電源ユニットのラベルや取扱説明書もご確認ください。

Q3.放電で電源が入るようになることはありますか?

一時的な帯電や電源管理状態が原因の場合、改善することがあります。AC電源と周辺機器を取り外し、安全な状態で実施してください。ただし、頻繁に同じ症状が発生する場合は、根本原因の診断を推奨します。

Q4.ファンが回っているのに画面が映りません。電源故障ですか?

必ずしも電源故障とは限りません。PC自体には通電しているため、モニター、映像ケーブル、GPU、メモリ、POSTエラーを優先して確認してください。

Q5.GPU交換後から電源が入らなくなりました。

GPUの装着状態、PCIe補助電源、電源容量、ケーブル接続をご確認ください。可能であれば交換前のGPUへ戻し、元の構成で起動できるかを確認すると原因を切り分けやすくなります。

Q6.CMOS電池が切れると完全に電源が入らなくなりますか?

一般的には、CMOS電池の消耗だけでPCが完全に無反応になるケースは多くありません。日時やBIOS設定が保持されない症状が代表的です。無反応の場合は、まず電源供給とマザーボード配線を確認してください。

Q7.電源ユニットが壊れているか自分で確認できますか?

専用テスターや正常な電源との交換で切り分ける方法がありますが、安全面と誤診のリスクがあります。保証中のPCや初心者の方は、販売店・修理業者による診断を推奨します。電源ユニット本体の分解は行わないでください。

Q8.中古BTOは新品より電源トラブルが起こりやすいですか?

中古であることだけを理由に一律に判断することはできません。電源ユニットの品質、使用環境、使用期間、負荷、清掃状態、過去の交換履歴などで状態は異なります。購入時に電源のメーカー・型番・保証を確認することが重要です。

Q9.電源ユニットは容量が大きいものへ交換すれば解決しますか?

容量不足が原因であれば改善する可能性がありますが、無反応の原因がマザーボードやスイッチ、配線であれば電源交換では解決しません。原因を切り分けてから交換してください。

Q10.購入直後の中古BTOが起動しません。自分でケースを開けてもよいですか?

まず販売店の保証条件をご確認ください。購入直後は、コンセント、電源ケーブル、PSUスイッチ、モニターなど外部から確認できる項目に留め、分解や部品交換を行う前に販売店へ連絡することを推奨します。

まとめ|電源がつかない時は安全な項目から順番に切り分ける

確認する順番

1.壁コンセント・電源ケーブル・PSUスイッチ
2.周辺機器を外して放電
3.ファンが回るならモニター・GPU・メモリ
4.ケース内部の24ピン・CPU電源・GPU補助電源
5.改善しなければ販売店・修理業者へ相談

中古BTOパソコンの電源がつかない場合でも、電源ユニットの故障とは限りません。コンセント、ケーブル、背面スイッチ、帯電、フロントスイッチ、メモリ、GPUなど複数の原因が考えられます。

特に「ファンもLEDも完全に無反応」なのか、「ファンは回るが画面が映らない」のかを最初に分けることが重要です。安全性の高い外部確認から進め、購入直後・保証期間内の中古BTOは、内部作業前に販売店へ相談してください。

パソツクへ修理・構成を相談する

症状を伝えて原因を切り分ける

購入したPCの型番、CPU、GPU、電源ボタンを押した時のランプ・ファンの状態、直前に行ったパーツ交換、エラーLEDの有無をお知らせください。状況に応じて確認項目をご案内します。

参考情報

最終確認日:2026年8月23日。パーツ構成、マザーボードの診断LED、保証条件、修理方法は製品ごとに異なります。内部作業はPCと電源ユニットの取扱説明書、販売店の案内に従ってください。

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