RTX 4060 Ti VS RTX 3060 Ti 実測比較|実際どれだけ速くなるのか|ゲーミングPC・BTO専門店パソツク

GPU実測比較

RTX 4060 Ti と RTX 3060 Ti、
実際どれだけ速くなるのか。

RTX 4060 Ti と RTX 3060 Ti、同じ「Ti」の隣り合う世代です。買い替えでどれだけ変わるのか、気になりませんか。

この記事では、両GPUを実際にベンチマーク・実プレイで計測し、性能の違いを検証しました。スペックの数字だけではわかりにくい「実際の差」を、FF14・ストリートファイター6・Apex Legendsの実測データでお伝えします。

この記事の結論

FF14では約9%、Apex Legendsでは約22%、RTX 4060 TiがRTX 3060 Tiを上回りました。一方でSF6は両GPUともほぼ60fpsに張り付き、差はほぼありませんでした。フレーム生成に対応しているのも4060 Tiだけです。重めのタイトルや高fps帯を狙うなら4060 Ti、SF6のような60fps上限のタイトル中心で価格を抑えたいなら3060 Tiが選びやすい基準になります。

RTX 4060 Tiのスペック

RTX 4060 Ti 本体
RTX 4060 Ti 本体
項目 RTX 4060 Ti(8GB)
アーキテクチャ Ada Lovelace
CUDAコア数 4,352
VRAM 8GB GDDR6
メモリバス幅 128 bit
メモリ帯域 288 GB/s
TDP 160W
発売時期 2023年
新品価格 約56,000円〜(モデルにより7万円台まで幅)
中古価格 約39,000円〜、相場は4万円台後半〜6万円台前半程度

価格は2026年9月時点の目安(価格.com・プライスランク調べ)。販売店・モデル・状態により変動します。

2023年発売の、Ada Lovelace世代のGPUです。フルHDでは今でも十分通用する性能を持っています。

RTX 3060 Tiのスペック

RTX 3060 Ti 本体
本体
RTX 3060 Ti パッケージ
箱
項目 RTX 3060 Ti
アーキテクチャ Ampere
CUDAコア数 4,864
VRAM 8GB GDDR6
メモリバス幅 256 bit
メモリ帯域 448 GB/s
TDP 200W
発売時期 2020年
新品発売時価格 54,780円〜(2020年12月発売時・税込、モデルにより〜72,480円程度)
中古価格 約20,000円台前半〜、平均相場は3万5,000〜4万円程度

中古価格は2026年9月時点の目安(価格.com・プライスランク・オークファン調べ)。状態・付属品・出品先により変動します。すでに販売終了しており新品の流通は基本的にありません。

2020年発売の、Ampere世代のGPUです。発売から時間は経っていますが、フルHDでは今でも十分通用する性能を持っています。

スペック比較

項目 RTX 4060 Ti RTX 3060 Ti
アーキテクチャ Ada Lovelace Ampere
CUDAコア数 4,352 4,864
VRAM 8GB GDDR6 8GB GDDR6
メモリバス幅 128 bit 256 bit
メモリ帯域 288 GB/s 448 GB/s
TDP 160W 200W
発売 2023年 2020年

スペック表だけを見ると、CUDAコア数もメモリバス幅・帯域も3060 Tiの方が上回っており、一見すると3060 Tiが有利に見えます。ですが実際のベンチマークでは4060 Tiが上回る場面が多く、ここでもコア数やバス幅の大小だけでは性能を判断できないことがわかります。世代が新しいAda Lovelaceは、コアあたりの処理効率(IPC)やキャッシュ構成が改良されており、帯域の狭さを補っている形です。TDPは4060 Tiの方が低く、消費電力を抑えたい場合にも有利です。

検証環境

項目 内容
CPU Intel Core i9-9900KS
メモリ 32GB
OS Windows 11
解像度 フルHD(1920×1080)

※GPU以外は同条件で計測しています。

比較①:FF14ベンチマーク(黄金のレガシー)

まずは定番のFF14公式ベンチマークです。スコアと平均フレームレートで、GPUの総合的な描画性能がわかります。

GPU スコア 平均fps 評価
RTX 4060 Ti 17,146 127.3 fps 非常に快適
RTX 3060 Ti 15,725 115.8 fps 非常に快適

マイセット1 / DirectX11 / FSR / フルHD

RTX 4060 Ti FF14ベンチマーク結果
RTX 4060 Ti のベンチマーク結果
RTX 3060 Ti FF14ベンチマーク結果
RTX 3060 Ti のベンチマーク結果

スコアは4060 Tiが1,421ポイント高く、約9%上回りました。平均fpsでも11.5fpsの差がついています。評価はどちらも最高の「非常に快適」でした。

比較②:ストリートファイター6ベンチマーク

格闘ゲームは、60fpsで安定して動くかどうかが快適さの基準になります。

GPU TOTAL SCORE FIGHTING GROUND BATTLE HUB WORLD TOUR 評価
RTX 4060 Ti 100/100 59.65 fps 59.96 fps 59.97 fps 快適にプレイできます
RTX 3060 Ti 100/100 59.63 fps 59.96 fps 59.97 fps 快適にプレイできます

NORMAL設定 / フルHD

RTX 4060 Ti ストリートファイター6ベンチマーク結果
RTX 4060 Ti のベンチマーク結果
RTX 3060 Ti ストリートファイター6ベンチマーク結果
RTX 3060 Ti のベンチマーク結果

両GPUとも100点満点。各モードのfpsもほぼ60fps付近に張り付いており、差は誤差レベルでした。ゲーム側の描画が60fpsで頭打ちになるタイトルのため、GPUの世代差が出にくい結果です。

比較③:Apex Legends(実プレイ)

Apex Legendsは実プレイをもとに、平均fpsを計測しました。

GPU 平均fps
RTX 4060 Ti 約211 fps
RTX 3060 Ti 約173 fps
RTX 4060 Ti の実プレイ
RTX 3060 Ti の実プレイ

平均で約38fpsの差がつきました。約22%の差で、FF14よりもはっきり体感しやすい差です。144Hz〜240Hz帯のモニターを活かしたいなら、この差は無視しにくいところです。

総合比較

ゲーム RTX 4060 Ti RTX 3060 Ti
FF14ベンチ(スコア) 17,146 15,725
FF14ベンチ(平均fps) 127.3 fps 115.8 fps
SF6(TOTAL SCORE) 100/100 100/100
SF6(FIGHTING GROUND) 59.65 fps 59.63 fps
Apex Legends(平均fps) 約211 fps 約173 fps

負荷の高いFF14やApexでは4060 Tiが明確に上回りましたが、ゲーム側で60fpsに頭打ちになるSF6では、ほぼ差が出ませんでした。

機能の違い(フレーム生成)

数字に表れにくいものの、見逃せないのが機能面の違いです。

機能 RTX 4060 Ti RTX 3060 Ti
フレーム生成(DLSS 3 Frame Generation) 対応(1枚生成) 非対応(DLSS超解像のみ対応)

フレーム生成は、実際に描画したフレームとフレームの間に、AIが生成した中間フレームを挟み込むことでfps表示上の数値を底上げする技術です。この機能はAda Lovelace世代(RTX 40シリーズ)で高速化された「Optical Flow Accelerator」を前提にしており、Ampere世代(RTX 30シリーズ)の3060 Tiは対応していません。3060 TiもDLSS(超解像)自体には対応していますが、フレーム生成はできない、という違いです。生成フレームは実際の入力操作を反映しないため、入力遅延自体が縮むわけではありませんが、対応ゲームでの映像のなめらかさは4060 Tiの方が明確に有利です。

メリット・デメリット

RTX 4060 Ti RTX 3060 Ti
メリット ・FF14・Apexで明確に上回る性能
・フレーム生成対応
・TDPが低く消費電力を抑えやすい
・中古で入手しやすい
・軽いゲームなら十分な性能
・256bitの広いメモリバス
デメリット ・3060 Tiより新品・中古とも価格は高め ・フレーム生成非対応
・発売から時間が経っている

RTX 4060 Tiについて

FF14で約9%、Apexで約22%と、実測ではっきり性能差が出ています。フレーム生成にも対応しており、価格差に見合う実力があります。TDPも低く、消費電力・発熱を抑えたい場合にも扱いやすい一枚です。

RTX 3060 Tiについて

2020年発売ながら、フルHDでは今でも十分通用します。SF6のようにゲーム側でfpsが60に頭打ちになるタイトルが中心なら、GPUの性能差を使い切れない分、あえて3060 Tiを選ぶ理由も十分にあります。発売から年数が経っている分、中古市場では価格がこなれやすく、コストを抑えて組みたい場合の選択肢として実用性が残っています。

まとめ:どちらを選ぶ?

実測データをふまえて、正直にまとめます。

  • RTX 4060 Tiが向いている人:重めのタイトルや高fps帯を狙いたい人、フレーム生成を使いたい人
  • RTX 3060 Tiが向いている人:SF6のような60fps上限のタイトルが中心、価格を抑えたい人

FF14では約9%、Apexでは約22%、4060 TiがはっきりとRTX 3060 Tiを上回りました。SF6では互角でしたが、これはゲーム側の仕様でfpsが頭打ちになるためです。

フレーム生成対応も含めて、性能面では4060 Tiに分があります。予算と、遊ぶゲームの負荷を照らし合わせて選ぶのが確実です。

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※フレームレートは環境・設定により変動します。スペックは各メーカーの公表値を参照しています。CUDAコア数などのスペック値は、モデル(メーカーのOC版など)により若干異なる場合があります。価格は2026年9月時点の目安で、変動します。最終確認日:2026年9月4日。

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