中古グラフィックボードの20日間の値動き

【実データ】ゲーミングPCは本当に値上がりしている?中古パーツ475型番を20日追った結果

「ゲーミングPC 値上げ」「ゲーミングPC 値上がり」という検索が、この1年で約1.8倍に増えています。実際のところ、いま中古のパーツ価格はどう動いているのか。パソツクが毎日記録している中古パーツの相場データから、直近20日間(2026/09/05〜2026/09/24)の値動きをそのまま公開します。

結論:値上がりしているものと、値下がりしているものに分かれています

「ゲーミングPCが全部値上がりしている」わけではありません。20日間で475型番を追った結果、はっきり二極化していました。

  • 上がっているもの:RTX 30番台・40番台などの現行世代
  • 下がっているもの:GTX 10番台・16番台などの旧世代

値上がりしたグラフィックボード(20日間)

値上がり組の推移(中古相場・税込)¥32,300¥41,400¥50,400¥59,50009/0509/1509/24■ RTX 3080 10GB■ RTX 3070 8GB■ RTX 3060 Ti 8GB
型番 09/05 09/24 変化 対象
RTX 2060 6GB ¥20,900 ¥24,900 +19.1% 12台
RTX 4080 16GB ¥151,900 ¥177,900 +17.1% 7台
RTX 4080 SUPER 16GB ¥169,900 ¥184,400 +8.5% 4台
RTX 4060 Ti 16GB ¥97,900 ¥105,900 +8.2% 4台
RTX 3080 10GB ¥50,900 ¥55,000 +8.1% 56台
RX 7700 XT 12GB ¥48,900 ¥51,900 +6.1% 6台
RTX 3060 Ti 8GB ¥34,900 ¥36,900 +5.7% 192台
RTX 3070 8GB ¥35,900 ¥37,900 +5.6% 170台

グラフを見ると、上げたあとに横ばい、直近で少し戻している型番もあります。上がり続けているのではなく、階段状に切り上がっている動きです。

とくに動いたのは RTX 2060(+19.1%)とRTX 4080(+17.1%)です。RTX 3080は56台、RTX 3060 Tiは192台、RTX 3070は170台と、流通量の多い型番でも上がっています。台数が多いものが上がっているということは、一部の個体のブレではなく相場そのものが動いていると考えられます。

グラフィックボード以外でも

パーツ 09/05 09/24 変化 対象
ASUS TUF GAMING Z790-PRO WIFI (Z790 1700 ATX DDR5) ¥19,200 ¥21,400 +11.5% 4台
Ryzen 7 5800X3D ¥55,900 ¥58,900 +5.4% 4台
Ryzen 5 3600 ¥9,500 ¥10,000 +5.3% 9台
Ryzen 7 7800X3D ¥41,900 ¥43,900 +4.8% 21台
Core i7-11700F ¥22,900 ¥23,900 +4.4% 5台

ゲーム用として人気の Ryzen 7 5800X3D(+5.4%)、Ryzen 7 7800X3D(+4.8%)も上がっています。

一方で、旧世代は下がっています

値下がり組の推移(中古相場・税込)¥11,100¥14,000¥16,800¥19,70009/0509/1509/24■ GTX 1080 8GB■ GTX 1660 SUPER 6GB■ GTX 1650 4GB
型番 09/05 09/24 変化 対象
GTX 1080 8GB ¥16,900 ¥12,900 -23.7% 18台
GTX 1070 8GB ¥13,900 ¥10,900 -21.6% 18台
GTX 1070 Ti 8GB ¥14,900 ¥11,900 -20.1% 13台
GTX 1660 SUPER 6GB ¥17,900 ¥14,900 -16.8% 107台
GTX 1660 Ti 6GB ¥17,900 ¥14,900 -16.8% 75台
GTX 1660 6GB ¥14,900 ¥12,900 -13.4% 14台
RTX 2080 Ti 11GB ¥39,900 ¥34,900 -12.5% 11台
RTX 2080 8GB ¥29,900 ¥26,900 -10% 15台

GTX 1080が-23.7%、GTX 1660 SUPERが-16.8%。20日で2割前後下がっています。RTX 2080 Ti(-12.5%)も下落しました。

なぜ二極化しているのか

相場を毎日見ていて、次の3つが重なっていると考えています。断定はできませんが、動きの方向とは一致しています。

  1. 新品の価格が上がっている:メモリをはじめとした部材価格の上昇と為替の影響で、新品のグラフィックボードやPCの価格が上がっています。新品が高くなると、性能の近い中古に需要が移ります。
  2. ビデオメモリ(VRAM)の要求量が増えた:最近のゲームは8GBでは足りない場面が出てきました。VRAMが6GB以下の旧世代(GTX 16番台・10番台)は、価格を下げないと動かなくなっています。逆に12GB以上を積む世代に人気が集まります。
  3. 買い替えの出玉が偏っている:買い替えで市場に出てくるのは旧世代が中心です。供給が増えた側は下がり、求められている側は下がりません。

いま買うなら、どう考えればよいか

予算を抑えたい人

下がっている型番は買い時です。フルHDで遊ぶなら、GTX 1660 SUPERやGTX 1650でも遊べるタイトルは多くあります。ただしVRAMが少ないぶん、新しい重量級タイトルでは設定を落とす前提になります。長く使う予定なら、ひとつ上の世代を勧めます。

これから数年使いたい人

RTX 3060 Ti・3070・3080あたりは、上がっているとはいえ新品との価格差は依然として大きいです。値上がりが続くなら、待つほど高くなります。

売るなら、いまは条件が良い側です

パソツクでは中古ゲーミングPCの買取も行っています。相場が上がっている型番は、買取価格も上がります。RTX 3060 Ti・3070・3080を積んだPCをお持ちなら、いまは悪くないタイミングです。

逆にGTX 16番台・10番台は下落が続いているので、手放すつもりがあるなら早い方が有利です。

買取価格を調べる

このデータについて

パソツクが毎日記録している中古パーツの在庫価格から集計しています。対象は20日分(2026/09/05〜2026/09/24)、475型番。同じ型番が3台以上あるものだけを掲載しています。価格は税込で、日ごとの中央値です。中古のため、同じ型番でも状態によって価格差があります。

最新の相場は中古パーツ相場ページで毎日更新しています。

予算から構成を選べます

「この予算でどこまで遊べるか」を知りたい方は、パソツクビルダーをお試しください。ご予算と遊びたいゲームを選ぶと、在庫のあるパーツから構成を組んで、想定フレームレートまで出します。

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