HDD・SSDの物理破壊はどこに頼む?12社比較|ソフト消去との使い分けと素材化・再生の違い【2026年版】

HDD・SSDの物理破壊はどこに頼む?12社比較|ソフト消去との使い分けと素材化・再生の違い【2026年版】

法人IT資産ガイド

HDD・SSDの物理破壊は、どこに頼むのが正解か。

使い終わったHDDやSSDを、ソフトで消すのか、穴を開けて壊すのか。壊したあと素材に戻すのか、消して再生するのか。判断が分かれる場面ですが、選び方を間違えると「証跡が残らない」「値がつくはずのものを捨てた」ということが起こります。この記事は、12社の条件を並べたうえで、方式の選び方まで含めた実務ガイドです。

何台処分しますか?

台数と条件を入れると、料金を公開している各社の概算が出ます。各社の公開価格を組み合わせた試算で、実際の金額は媒体の状態・距離・台数で変わります。

台

結論

少台数を安く確実に壊すなら HAKU。素材化まで自社で完結させたいなら 竹下産業。台数が少なく店舗に持ち込めるなら ソフマップ。

そして最初に決めるべきは業者ではなく方式です。SSDに磁気消去は効きません。再利用して値をつけたいならソフト消去、証跡の強さを優先するなら物理破壊。ここを決めてから見積もりを取ってください。順番を逆にすると、比較できない見積もりが集まります。

2026年9月版
本記事について。掲載企業との間に、アフィリエイト契約・広告出稿・紹介料などの利害関係は一切ありません。各社の情報は2026年9月19日時点の公式サイトの記載に基づきます。料金・対応条件は変わります。発注前には必ず各社へ直接ご確認ください。表の「記載なし」は、今回の確認で公式サイトに記載が見つからなかった項目で、対応していないという意味ではありません。
01

結論:12社比較一覧

会社 破壊の方式 出張対応・エリア 料金(公開分) 証明書 破壊後の扱い 実績
HAKU 油圧式。HDDは4点圧壊、SSDは多点穿孔。NIST SP 800-88 Rev.2準拠 出張・回収は1都3県/郵送は全国 ¥1,540〜/台 写真付 ¥550/台
一覧 ¥2,200/枚(20台)
破壊後も全台買取 全国10,000社以上
竹下産業 磁気消去→穿孔→10mm以下に破砕→溶解・焼却 オンサイト対応。13都府県 記載なし マニフェスト+画像付証明書 再資源化。不可分はガス化溶融で売電 2,442社・129,687台
ソフマップ 磁気消去/HDD記録面破壊/SSDは4本のパンチで80度破砕 出張対応可 磁気消去 ¥1,100
SSD・USB破壊 ¥2,200
3点セット ¥3,300
破壊証明書(証明書番号・処理HDD一覧) 適切なリサイクル ビックカメラグループ
富士ソフトサービスビューロ V字・穴あけ+磁気照射 機材持込でオンサイト。首都圏1都3県 出張 ¥10,000/名〜
取外 ¥500/台
破壊 ¥1,000/台
破壊前後の写真付 ¥1,000/枚〜 記載なし Pマーク・ISO27001・ISO9001
三洋エクスプレス HDDは4穴穿孔、SSD・LTOは山形ツールで加圧破断 出張。東京23区ほか100km圏 出張 ¥11,000〜19,800
破壊 ¥1,100〜1,650/個
シリアル記載 ¥2,200(20台まで) マテリアルリサイクルとして無償回収。PC本体は220円/台で買取 累計30,000台
創朋 物理破壊/データ消去/磁気破壊 オンサイト出張 記載なし 単票・一覧から選択 引取・廃棄。買取も 記載なし
パソコンファーム ソフト消去20種類(DoD5220.22-M、NSA、グートマン等)/物理破壊は日東造機 CrushBoxDB 記載なし 無料回収(再利用可能なもの) データ消去証明書 金属・古紙・プラを販売して無料を実現 創業1997年・利用者100万人以上
KOEI JAPAN 4方式:上書き(ADEC認証済)/磁気/穿孔/破砕 全国47都道府県(沖縄除く) 記載なし。機器本体は買取 写真付・リスト付レポート対応 買取・再資源化 ISO 4規格+R2 ver3
ゲットイット 上書き/穿孔破壊/米国式V字破壊/磁気消去 アンラック・移送から対応 記載なし ADEC消去プロセス認証★★★/グリーンサイクルレポート 再販。国内300社+海外チャネル 創業25年以上・累計96万台
パシフィックネット ソフトウェア消去/物理破壊 全国7拠点 最低料金 ¥39,000(税込¥42,900) データ消去証明書+明細付請求書 リユース品は法人向けPCとして自社販売 東証スタンダード上場(3021)
リネットジャパン 自動消去(無料ソフト提供)/委託消去(Blancco・DATA DESTROYER専用機) 全国 委託消去 ¥3,180(税込¥3,498)/台 メーカー名・型番・回収日・消去作業日を記載 小型家電リサイクル法の枠組みで再資源化 国認定 第24号・700自治体以上
ラクウリNEXT NSA方式で完全消去、またはHDD物理破壊 東京都内中心。当日訪問・翌日引取も 訪問査定・回収 無料 無料で発行 買取 古物商 308942515460

※ 各社が公開している項目が異なるため、同一条件での比較ではありません。比較の出発点としてお使いください。

02

目的別・逆引きチャート

数枚だけ。できるだけ安く、確実に壊したい

→ HAKU。1台¥1,540〜で最低台数なし、郵送なら全国対応です。証明書は写真付き¥550/台、一覧なら¥2,200で20台までまとめられます。米国NISTのガイドライン(SP 800-88 Rev.2)に準拠していると明記している点も、規程との照合がしやすい。

社外に持ち出せない。目の前で壊してほしい

→ 富士ソフトサービスビューロ か 三洋エクスプレス。どちらも破壊機を現地に持ち込んで作業します。富士ソフトは破壊前後の写真付き証明書、三洋エクスプレスはシリアルナンバー記載の証明書。竹下産業も「国内初のオンサイト」を掲げています。

壊したあと、素材まで戻したことを示したい

→ 竹下産業。磁気消去のうえ穿孔し、10mm以下に破砕してから溶解・焼却します。再生資源にできるものは原料として再資源化し、できないものはガス化溶融の最終処分場で廃熱を回収して売電まで。産業廃棄物の収集運搬業・処分業許可(016684号)を持ち、マニフェストも発行します。

壊さずに、値をつけて手放したい

→ ゲットイット か パシフィックネット。物理破壊するとマテリアル(素材)としての価値しか残りませんが、ソフト消去して再販すれば買取額がつきます。ゲットイットはADEC消去プロセス認証★★★(最高ランク)を持ち、国内300社+海外の販売チャネルで再販します。

台数が少なく、費用をかけたくない

→ パソコンファーム。再利用できるものに限り無料回収です。金属・古紙・プラスチックを販売することで無料を成立させている、と明記しています。ソフト消去は20種類の方式に対応。リネットジャパンは自社で消去するならソフトを無償提供しています。

明日には片付けたい

→ ラクウリNEXT。予約状況が合えば当日訪問・翌日引取りも可能で、訪問査定・回収は無料、消去証明書も無料です。東京都内が中心。

PC本体にグラフィックボードが載っている

→ ストレージだけ抜いて破壊し、本体は別に査定に出してください。一般の回収業者は事務用PCの基準で見るため、GPU搭載機は性能のわりに値がつきにくい。同じ1台でも、見る人が変われば金額が変わります。

03

物理破壊とデータ消去、どちらを選ぶか

消去の方式は大きく3つあります。最初に押さえるべきは、方式によって効く媒体が違うことです。

ソフト消去(上書き) 磁気消去(消磁) 物理破壊
HDDに効くか ○ ○ ○
SSDに効くか ○(専用の手順が必要) × 効きません ○
再利用 できる(買取額がつく) 不可(媒体が使えなくなる) 不可
証跡の形 消去ログ・証明書 作業証明書 写真(破壊前後)
所要時間 容量に比例。大容量ほど長い 短い 短い
コスト 作業時間ぶん 1台¥1,100前後 1台¥1,000〜2,200
向く場面 まだ使える機器を売りたい HDDを大量に、速く 証跡の強さを最優先。故障して読めない媒体
SSDに磁気消去は効きません。磁気消去は磁気の力で記録を壊す方式ですが、SSDはフラッシュメモリで、磁気の影響を受けないためです。SSD混在の案件で「磁気消去で一括」と言われたら、SSDがどう扱われるかを必ず確認してください。ソフマップはSSDに対して「4本のパンチで80度の角度破砕」、三洋エクスプレスは「山形のツールで挟み、加圧してチップを破断」と、SSD専用の手順を分けて明記しています。

NIST SP 800-88 という基準

米国NISTが定めた媒体のサニタイズ指針で、Clear(上書き)/ Purge(復元不可能にする)/ Destroy(物理的に破壊する)の3段階で整理されています。社内規程を作るときの土台としてよく使われ、日本の事業者でもHAKUが「NIST SP 800-88 Rev.2準拠」と明記しています。規程に方式の指定があるなら、この規格名で聞くと話が早い。

国内の第三者認証としてはADEC(データ適正消去実行証明協議会)があり、「消去技術認証」(ソフトや機器そのもの)と「消去プロセス認証」(事業者の業務プロセス)に分かれます。後者には★のランクがあり、ゲットイットが最高ランクの★★★を取得しています。「ADEC認証取得」とだけ書かれている場合、どちらを指すのかを確認してください。

04

壊したあと:素材化か、再生か

ここが見落とされやすい分岐です。破壊すればデータは確実に消えますが、同時にその機器の資産価値も消えます。出口は2つに分かれます。

マテリアルリサイクル(素材化) リユース(再生)
何をするか 破砕・溶解して金属・プラスチックの原料に戻す データを消去して、機器のまま再販する
データの扱い 物理破壊が前提 ソフト消去。証跡が要る
戻ってくる金額 ほぼゼロ。無償回収が中心 買取額がつく
証跡 マニフェスト、破壊の写真 データ消去証明書
環境面の説明 再資源化率で語れる CO2削減量で語れる(製造しないぶん)
この記事の該当社 竹下産業、三洋エクスプレス、パソコンファーム ゲットイット、パシフィックネット、KOEI JAPAN、HAKU

実務では混ぜるのが正解です。機密度の高いストレージだけ物理破壊して素材に回し、本体や周辺機器はソフト消去して再販に回す。これで証跡の強さと回収額を両立できます。

実際に各社の仕組みを見ると、この両立が設計に入っています。HAKUは「破壊作業後のパソコンは、どんなに古くても・故障した状態でも全台買取」と明記。三洋エクスプレスはマテリアルリサイクル資源として無償回収しつつ、PC本体は220円/台で買取。パソコンファームは金属・古紙・プラスチックを販売することで無料回収を成立させています。つまり、ストレージを壊しても本体には値がつくのが普通です。「壊すから全部タダで引き取ってもらう」と決める前に、本体の買取額を聞いてください。

環境レポートが要るなら、先に言ってください。サステナビリティ報告や取引先からの要請で、リユース率やCO2削減量の数字を求められる会社が増えています。ゲットイットのグリーンサイクルレポートのように数字で出せる事業者もありますが、作業が終わってから集計するのは困難です。
05

料金の相場(実際の公開価格から)

この分野は料金を公開している会社が少ないのですが、公開されている分を並べると相場が見えます。

費目 相場 実際の公開価格
破壊(1台あたり) ¥1,000〜2,200 HAKU ¥1,540〜/富士ソフト ¥1,000/三洋エクスプレス ¥1,100〜1,650/ソフマップ SSD・USB ¥2,200
磁気消去(1台あたり) ¥1,100前後 ソフマップ ¥1,100
ソフト消去の委託(1台あたり) ¥3,000前後 リネットジャパン ¥3,180(税込¥3,498)
出張費(1回あたり) ¥10,000〜20,000 富士ソフト ¥10,000/名〜/三洋エクスプレス ¥11,000〜19,800(距離別)
ストレージ取り外し(1台) ¥500前後 富士ソフト ¥500
証明書 写真付 ¥550〜1,000/台
一覧 ¥2,200/20台
HAKU 写真付¥550・一覧¥2,200/富士ソフト ¥1,000/枚〜/三洋エクスプレス ¥2,200(20台まで)/ラクウリNEXT 無料
最低料金 — パシフィックネット ¥39,000(税込¥42,900)

この相場から、台数別の概算が出せます。

5台・郵送で破壊

¥10,000前後

破壊 ¥1,540×5 + 一覧証明書 ¥2,200。出張費がかからないぶん安く収まります。

20台・オンサイトで破壊

¥45,000前後

出張 ¥15,000 + 取外 ¥500×20 + 破壊 ¥1,000×20 + 写真付証明書 ¥550×20。立ち会いができます。

100台・消去して再販

差し引きプラスも

消去費はかかりますが、年式が新しければ買取額が上回ります。壊す前に査定を取ってください。

※ 各社の公開価格を組み合わせた概算です。実際の金額は台数・距離・媒体の状態で変わります。

06

業者選定で必ず確認すべき8項目

1. SSDが混ざっているか

最初に数えてください。磁気消去はSSDに効きません。SSD専用の手順があるか、その方式は何かを確認します。HDDとSSDで単価が変わる会社もあります。

2. 社外に持ち出せるか

持ち出しが規程で禁じられているなら、オンサイト一択です。出張費が¥10,000〜20,000かかるため、少台数だと単価が跳ね上がります。持ち出してよいなら郵送が圧倒的に安い。

3. 証明書の形式と費用

シリアル単位の一覧が必要か、1台ごとの写真が必要か。写真付きは1台¥550〜1,000、一覧は20台で¥2,200前後が相場です。ラクウリNEXTのように無料の会社もあります。社内規程を確認してから見積もりを取ってください。

4. 立ち会いができるか

金融・医療・官公庁の案件では立ち会いを求められることがあります。オンサイトなら可能ですが、回収後の破壊では難しい。立ち会いの要否は、方式の選択を決めてしまいます。

5. 破壊後の機器をどうするか

無償で引き取ってもらうのか、買い取ってもらうのか。HAKUは破壊後も全台買取、三洋エクスプレスはPC本体220円/台で買取と明記しています。「壊すから価値ゼロ」と決めつけないでください。

6. 産業廃棄物の許可があるか

事業用のPCは産業廃棄物にあたります。値のつかない分をそのまま処分に回すなら、収集運搬業・処分業の許可とマニフェストの発行が必要です。竹下産業は許可番号(016684号)を明示しています。

7. 対応エリアと所要日数

オンサイトは距離で料金が変わります。三洋エクスプレスは100km圏で¥11,000〜19,800と距離別。自社の所在地が圏内かを先に確認してください。急ぎならラクウリNEXTのように当日訪問できる会社もあります。

8. 認証の種類とランク

ADEC認証は「技術」と「プロセス」で意味が違います。ISO27001、Pマーク、R2なども、何を担保しているかは別です。規程で指定があるなら、認証名で聞いてください。

07

各社の詳細

No.1

株式会社HAKU

haku-t.com / 郵送は全国 / 出張・回収は1都3県

¥1,540〜/台最低台数なしNIST準拠破壊後も全台買取

株式会社HAKUのHDD・SSD物理破壊サービスのページ
株式会社HAKUのサイト画面の抜粋。 出典:haku-t.com

株式会社HAKU 公式サイトを見る →

HDD・SSDの物理破壊を専門に扱う会社です。1台¥1,540〜、最低台数なしという条件がこの12社で最も入りやすく、少台数の案件で第一候補になります。

方式は油圧式で、HDDは4点で圧壊して磁気プラッタを変形・破断、SSDは基板全面を規則的な間隔で多点穿孔(STPN-10-H/STPN-30)。NIST SP 800-88 Rev.2準拠と明記しているため、社内規程との照合がしやすい。プランは3つで、オンサイト出張と回収後破壊が東京・埼玉・千葉・神奈川、郵送破壊は全国対応です。オンサイトなら立ち会いもできます。

証明書は写真付き¥550/台、一覧証明書が¥2,200/枚(最大20台分)。破壊作業後のパソコンは、どんなに古くても故障していても全台買取すると明記しています。実績は全国10,000社以上。

向いているのは、数枚〜数十枚を確実に壊したい場合、遠方で郵送したい場合。確認が要るのは、大量案件での単価と、オンサイトの出張費です。

No.2

竹下産業株式会社(情報廃棄のタケシタ)

r-station.co.jp / 産業廃棄物 収集運搬業・処分業許可 016684号 / 13都府県

10mm以下に破砕マニフェスト発行素材化まで自社

竹下産業(情報廃棄のタケシタ)のHDD/SSD破砕サービスのページ
竹下産業(情報廃棄のタケシタ)のサイト画面の抜粋。 出典:r-station.co.jp

竹下産業(情報廃棄のタケシタ) 公式サイトを見る →

産業廃棄物処理を本業に持ち、情報媒体の廃棄まで手がける会社です。素材に戻すところまで自社で完結するのが最大の特徴です。

処理は段階的で、磁気消去をしたうえで穴を開けて物理破壊し、専用破砕機で10mm以下に破砕してから溶解・焼却します。「情報媒体訪問処理【国内初のオンサイト】」を掲げ、東京・千葉・神奈川・埼玉・茨城・福島・群馬・栃木・山梨・長野・愛知・静岡・大阪の13都府県に対応。

書類は産業廃棄物管理票(マニフェスト)と、情報抹消処理完了後のメディアの画像を添付した証明書の2種類。再生資源にできるものは原料として再資源化し、できないものはガス化溶融の最終処分場で廃熱を回収して発電し、電力会社に売電するところまで説明されています。実績は累計2,442社・129,687台。

向いているのは、産廃処理とデータ廃棄を一社にまとめたい場合、素材化まで示す必要がある場合。確認が要るのは料金です。公開されていません。

No.3

ソフマップ(ビックカメラグループ)

sofmap.com / ビックカメラ・コジマ・ソフマップの3社グループ

料金を公開媒体の種類が豊富店舗網

ソフマップのITAD物理破壊サービスのページ
ソフマップのサイト画面の抜粋。 出典:sofmap.com

ソフマップ 公式サイトを見る →

家電量販の大手グループが運営するITADサービスです。料金が明快に公開されている点と、対応媒体の幅が強みです。

対応媒体はHDD、SSD、USB、CD、DVD、磁気テープ(LTO、ADAT)、フロッピーディスクまで。方式は、ほぼ全媒体に対応するマグネティック消磁、HDDの記録面破壊、SSD向けの4本のパンチで80度の角度破砕を使い分けます。料金は磁気消去¥1,100、SSD・USB破壊¥2,200、磁気消去+HDD破壊+破砕破壊の3点セットで¥3,300(いずれも税込)。破壊証明書(証明書番号、処理HDD一覧)を発行し、出張にも対応します。

向いているのは、媒体の種類がバラバラな案件、店舗に持ち込める距離にある場合、見積もりを待たずに予算を出したい場合。確認が要るのはHDD破壊単体の料金と対応エリアです。

No.4

富士ソフトサービスビューロ

fsisb.co.jp / 首都圏1都3県(エリア外は別途見積) / Pマーク・ISO27001・ISO9001

機材持込でオンサイト破壊前後の写真料金を公開

富士ソフトサービスビューロのHDD破壊サービスのページ
富士ソフトサービスビューロのサイト画面の抜粋。 出典:fsisb.co.jp

富士ソフトサービスビューロ 公式サイトを見る →

富士ソフトグループのBPO事業者です。作業員が破壊機やツールを持ち込んで現地で作業する方式で、データを社外に出せない案件に向きます。

方式はHDDに対してV字や穴あけによる物理破壊と磁気照射によるデータ消去。料金は出張¥10,000/名〜、HDD/SSD取外し¥500/台、破壊¥1,000/台、証明書¥1,000/枚〜と内訳が公開されています。証明書はパソコン単位に破壊前・破壊後の写真エビデンス付きで、様式のカスタマイズにも対応。

認証はプライバシーマーク、ISO/IEC27001、ISO9001。向いているのは、持ち出し不可の規程がある会社、立ち会いが必要な案件、破壊前後の写真が求められる案件。向かないのは、首都圏外の少台数です。出張費が効いてしまいます。

No.5

株式会社三洋エクスプレス

tomizawa.net/sanyo / 東京23区ほか100km圏 / 累計30,000台

LTO・MOにも対応距離別の明朗料金その場で丸ごと

三洋エクスプレスのHDD・SSD破壊出張サービスのページ
三洋エクスプレスのサイト画面の抜粋。 出典:tomizawa.net

三洋エクスプレス 公式サイトを見る →

出張でその場で破壊するサービスです。対応媒体の幅と、距離別に明示された料金が特徴です。

方式はHDDは4つの穴をあけて物理破壊、SSD・LTOほかは山形のツールで挟み、加圧して中のチップを破断。対応媒体はHDD、SSD、LTO、FD、MO、携帯電話、USBメモリ、SDカードと広く、データセンターのテープ媒体まで受けられるのは強みです。

料金は基本出張費¥11,000〜19,800(距離別・税込)、破壊費¥1,100〜1,650/個(個数・状態別)、証明書¥2,200(20台まで)。証明書にはシリアルナンバーが記載されます。対応エリアは東京23区、横浜・さいたま市・千葉市、成田・つくば・川越・町田・八王子・横須賀など100km圏。

出口の扱いも明確で、マテリアルリサイクル資源として無償回収し、PC本体は220円/台で買取。累計30,000台の実績。

No.6

株式会社創朋

soho-jp.com / オンサイト出張対応

3方式出張対応買取も

株式会社創朋の破壊・データ消去サービスのページ
創朋のサイト画面の抜粋。 出典:soho-jp.com

創朋 公式サイトを見る →

物理破壊・データ消去・磁気破壊の3方式を扱い、顧客の拠点に作業員が出張してその場で作業します。ソフト消去は「0」や「1」などを上書きして元データを消す方式。証明書は単票形式と一覧表形式から選べます。

破壊後は引取・廃棄に対応するほか、不要になったパソコン・サーバーの買取サービスも持っています。確認が要るのは料金と対応エリアで、公式サイトに記載が見つかりませんでした。方式の選択肢が広いので、要件が固まっていない段階で相談するには向いています。

No.7

株式会社パソコンファーム

pc-farm.co.jp / 創業1997年 / 利用者100万人以上

無料回収消去方式20種類素材を売って無料を実現

パソコンファームのパソコン処分サービスのサイト
パソコンファームのサイト画面の抜粋。 出典:pc-farm.co.jp

パソコンファーム 公式サイトを見る →

1997年創業の老舗で、再利用できるものに限り無料回収という仕組みを持っています。なぜ無料にできるのかも明記されていて、「金属、古紙、プラスチックは再利用可能。これらを販売することによって無料を実現」としています。素材化の経済性がそのまま料金に反映されている形です。

ソフト消去の方式が豊富で、米国国防総省方式(DoD5220.22-M)、NSA、US Army、US Navy、Air Force、NATO、NCSC、グートマン方式など20種類。社内規程で方式が指定されていても合わせやすい。物理破壊は日東造機製のCrushBoxDBを使用し、データ消去証明書も発行します。

向いているのは、費用をかけずに片付けたい案件、規程で消去方式が細かく指定されている場合。確認が要るのは対応エリアと、無料回収の対象になる条件です。

No.8

KOEI JAPAN株式会社

koei-j.co.jp / 全国47都道府県(沖縄を除く) / 法人専用

消去4方式R2 ver3ISO 4規格

KOEI JAPANの法人向けデータ消去サービスのページ
KOEI JAPANのサイト画面の抜粋。 出典:koei-j.co.jp

KOEI JAPAN 公式サイトを見る →

ITAD・IT資産廃棄・産業廃棄物処理を手がける法人専用の事業者です。消去方式が4種類(上書き消去/磁気消去/物理破壊・穿孔処理/物理破壊・破砕処理)あり、上書き消去はADEC認証済。規程で方式が指定されていても合わせられます。

認証の厚みがこの12社で随一で、ISO 14001・27001・9001・45001の4規格に加え、電子機器リサイクルの国際認証R2 ver3を取得。データ消去証明書は写真付き・リスト付きのレポートにも対応します。対象はサーバー・PC・スマートフォン・タブレット・ネットワーク機器・周辺機器と広く、機器本体は買取の対象です。

No.9

株式会社ゲットイット

get-it.ne.jp / 創業25年以上 / 累計96万台以上

ADEC★★★再販チャネル300社環境レポート

ゲットイットのデータ消去事例のページ
ゲットイットのサイト画面の抜粋。 出典:get-it.ne.jp

ゲットイット 公式サイトを見る →

ITADを25年以上手がけ、累計96万台以上を処理してきた会社です。2022年にADECの消去プロセス認証★★★(最高ランク)を国内4社目として取得しています。消去ソフトの認証ではなく業務プロセス全体の認証なので、監査対応で重みを持ちます。

方式は上書き消去、物理破壊(穿孔破壊・米国式V字破壊)、磁気消去。アンラック(ラックからの取り外し)・移送まで引き受けるため、データセンターの機器を扱う案件に向きます。

再販力が強く、国内300社と海外の販売チャネルを保有。壊さずに売る選択をとったときの回収額で有利です。環境面ではグリーンサイクルレポートとして、リユース率やCO2排出削減貢献量を可視化した資料を出します。

No.10

株式会社パシフィックネット

prins.co.jp / 東証スタンダード上場(3021) / 全国7拠点

業界唯一の上場企業最低料金を公開

パシフィックネットのデータ消去証明書発行サービスのページ
パシフィックネットのサイト画面の抜粋。 出典:prins.co.jp

パシフィックネット 公式サイトを見る →

ITAD業界で唯一の上場企業(東証スタンダード・証券コード3021)です。データ消去はソフトウェア消去と物理破壊に対応し、ISO 27001を取得。データ消去証明書と明細付き請求書を発行します。

最低料金39,000円(税込42,900円)と明示されており、引き取りを希望する場合は別途費用。リユース品は同社が法人向けPCとして販売しています。向いているのは、取引先審査が厳しく上場企業であることが条件になる会社。向かないのは、数枚だけの案件です。最低料金が効いてしまいます。

No.11

リネットジャパン

renet.jp / 小型家電リサイクル法 認定事業者 第24号 / 全国

国の認定事業者消去ソフトを無償提供700自治体以上

リネットジャパンの法人向けデータ消去のページ
リネットジャパンのサイト画面の抜粋。 出典:renet.jp

リネットジャパン 公式サイトを見る →

小型家電リサイクル法の認定事業者(第24号)として国の枠組みで回収している会社です。700以上の自治体がPCの捨て方として採用しています。全国対応。

データ消去は2通りで、自社で行うなら消去ソフトを無料で提供、委託するならBlanccoまたはDATA DESTROYERの専用機による物理破壊。委託消去は1台¥3,180(税込¥3,498)。証明書にはメーカー名・型番・回収日・到着日・データ消去作業日が記載されます。

向いているのは、自社で消去して費用を抑えたい場合、国の認定という分かりやすい裏づけが要る場合です。

No.12

ラクウリNEXT(ビズリユース株式会社)

rakuurinext.com / 東京都内中心 / 古物商 308942515460(東京都公安委員会)

当日訪問も証明書が無料訪問査定・回収 無料

ラクウリNEXTの法人向けパソコン買取・廃棄のサイト上部
ラクウリNEXTのサイト画面の抜粋。 出典:rakuurinext.com

ラクウリNEXT 公式サイトを見る →

東京都内を中心に、民間企業・学校法人での買取実績を掲げる会社です。最大の特徴はスピードで、予約状況が合えば当日の訪問・翌日の引取りも可能。訪問査定・回収はすべて無料(買取対象品)です。

データ消去は米国国家安全保障局(NSA)の消去方式による完全消去、またはHDDの物理破壊。データ消去証明書を無料で発行します。この12社のなかで証明書が無料と明記しているのはここだけです。古物商許可番号もサイトに明示しています。

向いているのは、東京近郊で日程が動かせない案件、証明書の費用を抑えたい案件。確認が要るのは、産業廃棄物の許可と、買取対象外の機器の扱いです。

08

発注前チェックリスト

この形で条件を揃えて投げると、比較できる回答が返ってきます。

  • 媒体の内訳を数える。HDD/SSD/LTO/USB/光学メディアを分けて書く
  • SSDの扱いを確認する。磁気消去は効かないので、専用の手順があるか
  • 社外に持ち出せるかを規程で確認する。不可ならオンサイト一択
  • 立ち会いの要否を決める。必要ならオンサイトに絞られる
  • 証明書の形式を決める(シリアル一覧/1台ごとの写真/破壊前後の写真)
  • 証明書の費用を見積もりに含めてもらう。無料の会社もある
  • 破壊後の機器の扱いを聞く。買取額がつくかを必ず確認
  • 産業廃棄物の許可とマニフェストの発行可否を確認する
  • 出張費が距離でいくらになるかを確認する。郵送と比べる
  • 環境レポートが要るなら先に伝える。後から集計はできない
  • GPU搭載機は本体を別枠で査定に出す
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まとめ

HDD・SSDの処理は、業者選びの前に方式選びで9割が決まります。SSDに磁気消去は効かない。持ち出せないならオンサイト。立ち会いが要るならオンサイト。再利用して値をつけたいならソフト消去。この4つを先に決めれば、候補はかなり絞れます。

少台数を安く確実に壊すなら HAKU(¥1,540〜・最低台数なし・郵送は全国)、素材化まで自社で完結させるなら 竹下産業(10mm以下に破砕・マニフェスト発行)、持ち出し不可なら 富士ソフトサービスビューロ か 三洋エクスプレス、再販で回収額を取るなら ゲットイット。

そして最後にもう一度。壊しても本体には値がつきます。HAKUは破壊後も全台買取、三洋エクスプレスはPC本体220円/台で買取、パソコンファームは素材を売って無料回収を成立させている。「壊すから価値ゼロ」と決める前に、必ず査定を取ってください。

グラフィックボード搭載機の買取・法人回収

パソツクは中古ゲーミングPC・ワークステーション専門店です。グラフィックボードを搭載した業務用PCの買取をご相談いただけます。ストレージを抜いたあとの本体だけでも査定します。値のつかない機材の無料回収とデータ消去(ご要望に応じて消去証明書を発行)も、あわせてお引き受けしています。東京都・千葉県・神奈川県で50台以上の場合は、スタッフが直接お伺いします。

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