【2026年版】全国最強のeスポーツ部はどこか|高校eスポーツの強豪校ランキングを全国大会52タイトルで集計
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全国最強のeスポーツ部は、どこの高校か。
「eスポーツ部がある高校」の一覧はいくつもあります。でも「どこが強いのか」を戦績で数えたものがありません。そこで、高校eスポーツの二大全国大会——STAGE:0(2019〜2026年)と全国高校eスポーツ選手権(第1回〜第5回)の全国大会の結果をすべて集計し、総合ランキングと、ゲームタイトル別の No.1・No.2・No.3 を出しました。合計52タイトル分です。
数えてみて分かったのは、種目によって勝つ学校のタイプがまったく違うということでした。
種目別・最強校ファインダー
ゲームタイトルを選ぶと、その種目で最も勝っている高校の No.1・No.2・No.3 と、全国大会の優勝校の歴史が出ます。STAGE:0(2019〜2026)と全国高校eスポーツ選手権(第1回〜第5回)の全国大会の結果を集計したものです。
結論:総合ランキング
No.1 角川ドワンゴ学園(N高等学校・S高等学校)── 全国大会 23回優勝
No.2 ルネサンス高等学校グループ ── 10回優勝
No.3 クラーク記念国際高等学校 ── 2回優勝
52タイトル中、この3グループだけで35タイトル、約67%を占めています。ただしこれは全体の話です。種目別に見ると景色が変わります。VALORANTとフォートナイトはルネサンスが1位で、クラッシュ・ロワイヤルとブロスタに至っては、進学校と公立高校しか勝っていません。その理由は本文で。
集計の対象。STAGE:0 eSPORTS High-School Championship(2019〜2026年/主催:テレビ東京・電通)と、全国高校eスポーツ選手権(第1回〜第5回/主催:全国高等学校eスポーツ連盟・毎日新聞社。第5回をもって発展的解消)の、全国大会(グランドファイナル)の優勝・準優勝を対象としました。地区大会・オンライン予選は含みません。NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権は、全回・全部門の結果を公開ページから揃えられなかったため集計の対象外とし、本文で別途ふれています。
数え方。同一学校法人が運営する学校(N高等学校・S高等学校・R高等学校=角川ドワンゴ学園、ルネサンス高等学校/ルネサンス大阪高等学校/ルネサンス豊田高等学校=ルネサンス高校グループ)は、グループとしてまとめて数えています。キャンパス違いも同一校として扱いました。
本記事について。掲載している学校との間に、アフィリエイト契約・広告出稿・紹介料などの利害関係は一切ありません。各校の情報は2026年9月19日時点の公式サイトの記載に基づきます。募集要項・コース内容・学費は変わりますので、進学を検討される場合は必ず各校へ直接ご確認ください。
目次
総合ランキング:最強のeスポーツ部 No.1〜No.3
全国大会52タイトルの優勝校を、学校法人グループ単位で数えた結果です。
| 順位 | 学校(グループ) | 優勝回数 | 強い種目 | 設置形態 |
|---|---|---|---|---|
| No.11位 | 角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校 |
23回 | LoL(8回)、オーバーウォッチ(4回)、ロケットリーグ(3回)、フォートナイト(3回)ほか | 通信制 |
| No.22位 | ルネサンス高等学校グループ | 10回 | VALORANT(4回・種目1位)、フォートナイト(4回・種目1位)、LoL(2回) | 通信制 |
| No.33位 | クラーク記念国際高等学校 | 2回 | LoL(2回) | 通信制 |
| 同3位 | N高・S高を除く、優勝1回の高校が20校以上 | 1回 | クラロワ、ブロスタ、フォートナイト、ロケットリーグなど | 全日制・公立・通信制 |
※ 優勝回数は、STAGE:0(2019〜2026)と全国高校eスポーツ選手権(第1〜5回)の全国大会の集計です。準優勝は順位に含めていません。
ゲームタイトル別の No.1・No.2・No.3
ここが本題です。種目ごとに、まったく違う顔ぶれが出てきます。上のファインダーでタイトルを選ぶと、優勝校の歴史も見られます。
| ゲームタイトル | No.1最多優勝 | No.22番手 | No.33番手 | 対象 |
|---|---|---|---|---|
| リーグ・オブ・レジェンド (LoL) |
角川ドワンゴ学園 8回 |
同2位が2グループ。ルネサンス 2回/クラーク記念国際 2回 | 13 | |
| VALORANT |
ルネサンス 4回 |
S高等学校 1回 |
— | 5 |
| フォートナイト |
ルネサンス 4回 |
角川ドワンゴ学園 3回 |
公立4校が各1回 (下総・水島工業・江別・吹田) |
12 |
| オーバーウォッチ /オーバーウォッチ2 |
角川ドワンゴ学園 4回(全制覇) |
— | — | 4 |
| ロケットリーグ |
N高等学校 3回(3連覇) |
大分県立鶴崎工業 1回 |
佐賀県立鹿島 1回 |
5 |
| クラッシュ・ロワイヤル |
角川ドワンゴ学園 2回 |
以下すべて1回ずつ。渋谷教育学園渋谷/三田国際学園/日本大学習志野/立命館宇治/関西学院高等部/開智日本橋学園 | 8 | |
| ブロスタ | 公立高校しか優勝していません。大阪府立藤井寺(2025)/京都府立朱雀(2026) | 2 | ||
| ストリートファイター6 | 中央国際(2025)/N高等学校 埼玉(2026) | 各1回 | 2 | |
| ポケモンユナイト | S高等学校 茨城(2026) | 2026年に新設された部門 | 1 | |
※「対象」はその種目で集計した全国大会のタイトル数です。優勝回数が同じ場合は並記しました。
発見①:PCのチーム競技は通信制高校が独占している
種目を「ゲーミングPCが要るチーム競技」と「スマートフォン1台でできる競技」に分けると、景色がはっきりします。
ゲーミングPCが要る種目(LoL・VALORANT・オーバーウォッチ・ロケットリーグ)
この4種目の全国大会は合計27タイトル。優勝校を並べると——
- 角川ドワンゴ学園(N高・S高):18回
- ルネサンス高等学校グループ:6回
- クラーク記念国際高等学校:2回
- それ以外:3回だけ(東京学芸大学附属国際中等教育学校、佐賀県立鹿島高等学校、大分県立鶴崎工業高等学校)
スマートフォンでできる種目(クラッシュ・ロワイヤル・ブロスタ)
同じ集計を、スマホ競技でやってみます。合計10タイトル。
- 角川ドワンゴ学園:2回だけ(2021・2022のクラロワ)
- ルネサンス:0回
- クラーク記念国際:0回(2025年のブロスタで準優勝が最高)
- 残りの8タイトルは、進学校と公立高校が獲っています
PC競技では27戦中24勝(89%)だった3グループが、スマホ競技では10戦2勝(20%)に落ちます。同じ学校、同じ指導体制、同じ生徒層なのに、です。
発見②:スマホ競技になると、その優位が消える
なぜこうなるのか。答えは単純だと思います。差がついているのは選手の才能ではなく、環境のほうだからです。
| PCのチーム競技 | スマホ競技 | |
|---|---|---|
| 必要な機材 | 1人1台のゲーミングPC+高リフレッシュレートのモニター+回線 | 本人のスマートフォン |
| 学校が用意する台数 | 5人チーム+控え。練習するなら10台〜 | 0台 |
| 練習場所 | 機材を置いた専用の部屋が要る | どこでもいい |
| 合わせる練習(スクリム) | 全員が同じ時間に同じ環境で集まる必要がある | 比較的ゆるい |
| 1日に使える時間 | 放課後の限られた時間(全日制) | 同左 |
| 勝っている学校 | 通信制(登校日数が自由・専用施設あり) | 進学校・公立 |
クラッシュ・ロワイヤルの優勝校を並べると、その傾向がはっきり出ます。渋谷教育学園渋谷、三田国際学園、日本大学習志野、立命館宇治、関西学院高等部、開智日本橋学園。いずれも設備で知られる学校ではありません。ブロスタに至っては、2025年が大阪府立藤井寺高等学校、2026年が京都府立朱雀高等学校と、2年続けて公立高校です。2026年は準優勝も愛知県立豊橋工科高等学校で、決勝が公立同士でした。
強豪校のプロフィール(5校)
上位に食い込んでいる学校は、いずれも生徒を募集しています。eスポーツで進学先を探している中学生と保護者の方に向けて、各校の公式サイトに書かれている内容を並べます。書かれていないことは「記載なし」としました。
総合 No.1 / 全国大会 23回優勝
N高等学校・S高等学校・R高等学校
学校法人角川ドワンゴ学園 / 通信制 / nnn.ed.jp
総合1位LoL 8回オーバーウォッチ全制覇強化選手 約200人
eスポーツ部は2018年10月に発足。「N高グループの中でも最大級の部活」と公式サイトに書かれています。主なタイトルはVALORANT、Apex Legends、フォートナイト、スプラトゥーン3、原神、プロジェクトセカイなど。
強さの中心にあるのが「強化選手制度」です。プロコーチから無料で毎週直接指導を受けられる仕組みで、2025年度は約200人の部員が強化選手としてサポートを受けています。コーチ陣を出しているのは QT DIG∞、INSOMNIA、VARREL、FAV gaming といったプロチームです。
ふだんの活動はSlackとDiscordが中心で、毎週木曜日にタイトルごとの交流会、3〜4か月ごとに「超リアルゲーム交流会」を開いています。通信制なので、全国どこに住んでいても同じ部に入れます。
集計上の戦績:全国大会23回優勝。LoL 8回、オーバーウォッチ2 4回(開催4回すべて)、ロケットリーグ 3回(3連覇)、フォートナイト 3回、クラッシュ・ロワイヤル 2回、ストリートファイター6 1回、VALORANT 1回、ポケモンユナイト 1回。
総合 No.2 / 全国大会 10回優勝
ルネサンス高等学校グループ
通信制 / ルネサンス高等学校・ルネサンス大阪高等学校・ルネサンス豊田高等学校 / r-ac.jp
総合2位VALORANT 種目1位フォートナイト 種目1位eスポーツコースあり
総合では2位ですが、種目別に見るとこの学校がNo.1の分野が2つあります。VALORANT(4回)とフォートナイト(4回)です。とくにVALORANTは、2023年から2026年まで4年連続でこのグループが優勝しています。2026年は決勝の優勝・準優勝を同グループで占めました。
本校が3校(茨城・愛知・大阪)、連携キャンパスが水戸・池袋・新宿代々木・横浜・岡山・名古屋栄・博多の7校。さらに名古屋eスポーツアカデミーと梅田eスポーツアカデミーという専用施設を持っています。
N高との違いは、「eスポーツコース」というカリキュラムとして持っている点です。公式サイトには「eスポーツ初心者OK!全国大会優勝実績あり」と書かれています。部活ではなく授業として取り組みたい場合の選択肢になります。
集計上の戦績:全国大会10回優勝。VALORANT 4回、フォートナイト 4回、LoL 2回。
総合 No.3 / 全国大会 2回優勝
クラーク記念国際高等学校
学校法人創志学園 / 通信制(1992年開校) / clark.ed.jp
総合3位LoL 2回CLARK NEXT全国32都道府県
1992年開校の通信制高校で、全国32都道府県にキャンパスを展開しています。eスポーツの拠点はCLARK NEXT(秋葉原・板橋・立川)。
戦績はLoLに集中しています。全国高校eスポーツ選手権 第4回(CLARK NEXT Akihabara「Yuki飯食べ隊」)と、STAGE:0 2025(東京・「NEXTFamily」)の2回。LoLという、5人がそろわないと練習にならない最も難しい種目で2回優勝しているのは、体制の証明だと思います。2025年のブロスタでは福岡のチームが準優勝しており、競技の幅も広がっています。
大会を「出る側」だけでなく「開く側」にも回っていて、「全国中学生e-Sports選手権」を主催しています(2026年で第5回)。中学生のうちから接点を持ちたい場合の入り口になります。
集計上の戦績:全国大会2回優勝(いずれもLoL)。
2026年 フォートナイト日本一
ヒューマンキャンパス高校・ヒューマンキャンパスのぞみ高校
通信制 / eスポーツ・ゲーム専攻 / hchs.ed.jp
最新チャンピオンeスポーツ・ゲーム専攻動画編集も
STAGE:0 2026 フォートナイト部門の優勝校です(ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校・千葉県「ちゃりーん」)。803チームの頂点で、しかも決勝で破った相手が総合1位のN高等学校でした。
「eスポーツ・ゲーム専攻」を置いています。秋葉原東学習センターではVALORANTかフォートナイトから1タイトルを選んで学び、あわせて動画編集も学ぶ構成。プロ選手が参加する「ヒューマンキャンパスeスポーツチャレンジ」を定期的に開いています。
競技だけでなく配信・編集まで含めて学べるのが特徴で、選手以外の進路(配信者、映像制作、大会運営)も視野に入れている生徒に向きます。
集計上の戦績:全国大会1回優勝(2026年フォートナイト)。第5回全国高校eスポーツ選手権のフォートナイト部門では3位に入っています。
KONAMI esports 学院と連携
第一学院高等学校
通信制(単位制) / eスポーツコース / daiichigakuin.ed.jp
通学型とオンライン型KONAMIのノウハウプロトライアウト
eスポーツコースが2種類あります。銀座キャンパスに週5日通う通学型と、オンライン型。どちらもKONAMI esports 学院のノウハウを用いた指導と公式サイトに記載があります。
特徴的なのは出口で、プロチームのトライアウトを受ける機会があり、年に複数回プロチームが来校します。選手としてのキャリアを本気で狙う生徒向けの設計です。
通えない地域の生徒でもオンライン型で同じカリキュラムに入れるため、地方在住でプロを目指す場合の現実的な選択肢になります。
集計上の戦績:STAGE:0 2025 フォートナイト ゼロビルド部門で準優勝(第一学院高等学校高萩校・茨城県)。
全日制・公立の強豪
通信制以外にも、全国大会で優勝している学校があります。種目を選べば勝てることの証明なので、あわせて挙げておきます。
| 学校 | 種目 | 優勝した大会 | 設置形態 |
|---|---|---|---|
| 京都府立朱雀高等学校(京都) | ブロスタ | STAGE:0 2026 | 公立 |
| 開智日本橋学園高等学校(東京) | クラッシュ・ロワイヤル | STAGE:0 2026 | 私立・全日制 |
| 大阪府立藤井寺高等学校(大阪) | ブロスタ | STAGE:0 2025 | 公立 |
| 関西学院高等部(兵庫) | クラッシュ・ロワイヤル | STAGE:0 2025 | 私立・全日制 |
| 立命館宇治高等学校(京都) | クラッシュ・ロワイヤル | STAGE:0 2024 | 私立・全日制 |
| 北海道江別高等学校(北海道) | フォートナイト | STAGE:0 2023 | 公立 |
| 日本大学習志野高等学校(千葉) | クラッシュ・ロワイヤル | STAGE:0 2023 | 私立・全日制 |
| 岡山県立水島工業高等学校(岡山) | フォートナイト | STAGE:0 2022 | 公立 |
| 大阪府立吹田高等学校(大阪) | フォートナイト | 全国高校eスポーツ選手権 第4回 | 公立 |
| 三田国際学園高等学校(東京) | クラッシュ・ロワイヤル | STAGE:0 2020 | 私立・全日制 |
| 千葉県立下総高等学校(千葉) | フォートナイト | STAGE:0 2019 | 公立 |
| 渋谷教育学園渋谷高等学校(東京) | クラッシュ・ロワイヤル | STAGE:0 2019 | 私立・全日制 |
| 大分県立鶴崎工業高等学校(大分) | ロケットリーグ | 全国高校eスポーツ選手権 第2回 | 公立 |
| 佐賀県立鹿島高等学校(佐賀) | ロケットリーグ | 全国高校eスポーツ選手権 第1回 | 公立 |
| 東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京) | リーグ・オブ・レジェンド | 全国高校eスポーツ選手権 第1回 | 国立 |
| 中央国際高等学校(千葉) | ストリートファイター6 | STAGE:0 2025 | 通信制 |
※ 公立高校の優勝は7校。種目の内訳はフォートナイト4・ロケットリーグ2・ブロスタ2で、クラッシュ・ロワイヤルとブロスタ、フォートナイトに集中しています。LoL・VALORANT・オーバーウォッチでの公立高校の優勝は、集計範囲内では0件です。
高校eスポーツの主要大会
STAGE:0 eSPORTS High-School Championship
テレビ東京と電通が主催する、国内最大規模の高校eスポーツ大会。2019年開始で、2026年大会は8月14日〜16日に COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで開催されました。
規模の大きさが際立っており、2026年はVALORANT部門430チーム、フォートナイト部門803チーム、ブロスタ部門295チーム、ストリートファイター6部門286チームが参加。2025年大会は参加者のべ8,293名でした。
2026年の部門はクラッシュ・ロワイヤル、フォートナイト、リーグ・オブ・レジェンド、VALORANT、オーバーウォッチ、ブロスタ、ストリートファイター6、ポケモンユナイトの8つ。ポケモンユナイトは2026年からの新設です。
全国高校eスポーツ選手権
全国高等学校eスポーツ連盟と毎日新聞社が主催し、2018年に始まった大会。第5回(2022年)をもって発展的に解消しました。競技タイトルはリーグ・オブ・レジェンド、ロケットリーグ、フォートナイト(第4回から)。
この大会の面白いところは、ロケットリーグ部門で最初の2回を公立高校が制していることです。第1回が佐賀県立鹿島高等学校、第2回が大分県立鶴崎工業高等学校。第3回以降はN高等学校が3連覇しました。
NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権
国際教育eスポーツ連盟ネットワーク日本本部(NASEF JAPAN)が主催する大会で、リーグ・オブ・レジェンド、VALORANT、Apex Legends、ロケットリーグなどの部門があります。2026年で第4回。
この記事の集計には含めていません(全回・全部門の結果を公開ページから揃えられなかったため)。ただし第3回のApex Legends部門はeスポーツ高等学院 ヨコハマ校が優勝しており、ルネサンス高校グループも3部門で優勝・準優勝を記録しています。この大会を足すと、順位は多少動く可能性があります。
これからeスポーツ部を作る学校へ
ここまでの集計から、部を立ち上げるときの判断材料を整理します。
まず「どの種目で戦うか」を決める
これがいちばん大事です。必要な予算が桁で変わります。
| 目指す方向 | 必要な機材 | 台数の目安 | 勝てる可能性 |
|---|---|---|---|
|
スマホ競技から始める (クラロワ・ブロスタ) |
生徒のスマートフォン。学校の持ち出しは実質ゼロ | 0台 | 公立・全日制でも全国優勝の実績あり(2年連続で公立が優勝) |
| フォートナイトで戦う | ゲーミングPC+モニター。ソロ/デュオ中心なので少数で成立 | 2〜6台 | 公立高校の優勝が4校。現実的な入り口 |
| LoL・VALORANTで上を目指す | ゲーミングPC+高リフレッシュレートのモニター+安定した回線+専用の部屋 |
10台〜 (5人+控え+練習用) |
2020年以降、通信制3グループ以外の優勝はゼロ。相当な体制が要る |
台数が要る種目を選ぶなら、中古という手がある
LoLやVALORANTを本気でやるなら10台以上が要ります。新品で揃えると相応の金額になりますが、これらのタイトルは要求スペックがそこまで高くありません。対戦ゲームは「最高画質で動くこと」より「高いフレームレートが安定して出ること」が重要で、そこは1〜2世代前のグラフィックボードでも十分に届きます。
実際、eスポーツ施設やネットカフェでは数十台〜数百台規模の導入で中古・リユース機が使われています。学校の部活動も、台数をそろえる点では同じ構造です。同じ予算で台数を2倍にできれば、部員全員が同時に練習できます。スクリム(チーム練習)が成立するかどうかは、台数で決まります。
台数をそろえる調達の考え方は、こちらに整理しています。
→ eスポーツ施設・ネットカフェのゲーミングPC、どこに頼む?主要4社を実務目線で比較
→ 法人のPC・タブレット・スマホ調達15社比較|台数から選ぶ新品・中古・レンタル
→ ネットカフェのPC入れ替え、どう選ぶ?8,127台の導入事例から読む実務
まとめ
全国大会52タイトルを数えて分かったことを、3つにまとめます。
- 総合最強は角川ドワンゴ学園(N高・S高)の23回優勝。2位ルネサンス10回、3位クラーク記念国際2回。上位3グループはすべて通信制高校です。
- ただし種目別では順位が入れ替わります。VALORANTとフォートナイトはルネサンスが1位。オーバーウォッチは角川ドワンゴ学園が開催4回すべてを獲っています。
- スマホ競技では、その優位が消えます。クラッシュ・ロワイヤルとブロスタの優勝10タイトルのうち8タイトルは進学校と公立高校のものです。
つまり、高校eスポーツの「強さ」の正体は、かなりの部分が環境です。登校日数の自由さ、専用施設、プロコーチ、そして機材。才能の差というより、練習できる時間と台数の差が、6年間で例外ゼロという結果を作っています。
これは裏を返せば、環境を作れば追いつけるということでもあります。ブロスタで2年連続、公立高校が日本一になっているのがその証拠です。いきなりLoLで上を目指さなくても、入り口は開いています。
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学校関係者の方へ
掲載内容の修正・追加を受け付けています。部の新設・休止、名称の変更、掲載されていない学校のご連絡など、お気づきの点がありましたらお知らせください。確認のうえ反映します。掲載について費用をいただくことはありません。
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- 部を立ち上げたいが、何台・いくら必要か分からない
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